2023年の冬だったかな。
大阪府八尾市の就労継続支援A型事業所の利用者さんの利用料明細がSNSで拡散され、私のところにも質問や情報がたくさん入ってきたことがありました。
※写真は当時私のところに届いた明細の写真
その内容は、
「月に13日しか利用していないのに利用料が約130万円発生している」
というもの。
どうやったらそんな金額になるのか。
本当なのか。
当時かなり話題になりました。
※利用料は基本的に利用者本人が支払うものではなく、国や自治体の公費から支払われます。
当時、我々も「まさか」と思い、社員さん達とホワイトボードを囲みながら様々なパターンをシミュレーションしたことを覚えています。
そして導き出した結論は、
今、世間を騒がせている就労移行支援の体制加算制度を利用した巨額不正受給の手法と、ほぼ同じ考え方でした。
制度の盲点を突いたものでもあります。
しかし仮に思いついたとしても、
「それ、マジでやるヤツおるんか?」
というのが率直な感想でした。
社員さんとも、
「ウチは怖くてできんなぁ」
と話した記憶があります。
もちろん我々は警察でもなければ監査機関でもありません。
取り締まることもできませんし、する立場でもありません。
だからこそ、
我々は我々でルールを守る。
利用者さんの未来に向き合う。
そして業界の模範となれるような事業所であり続ける。
そう改めて誓った出来事でもありました。
誤解してほしくないのは、
こうした話は業界のほんの一部で起きていることです。
むしろ真面目に、
利用者さんのために、
地域のために、
日々汗を流しながら運営している事業者の方が圧倒的に多い。
だからこそ、一部の問題によって業界全体がそう見られてしまうことが悔しいのです。
今回の件をきっかけに、
制度の在り方、
事業者の在り方、
そして障害福祉の未来について、
真剣に議論が進むことを願っています。
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