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就労継続支援業界への危機感と希望

SDGsの流れからもあるだろう。

ここ数年、全国の企業様からお仕事の相談をいただく様になりました。

企業様も雇用だけではなく、就労継続支援事業所との共存共栄を意識し始めたと前向きに捉え嬉しく思っています。

ご相談いただくお仕事の種類も様々。

カムラックグループはIT系のお仕事が主ですが、それ以外のお仕事、例えば作業系のご相談もA型・B型の総合力でお引き受けしており、日々利用者さんの活躍の場と選択肢を広げていくことに力を注いでおります。

ただ、最初からカムラックにというわけではない相談も増えており、その理由に危機感を感じています。

全国からの相談ですので最初は皆さん地元の就労継続支援事業所に相談されている様なのです。

しかしながら断られ断られカムラックに相談が来たり、場合によっては就労継続支援事業所との共存を諦められたりという状況の様。

私からするとそんなに難しいお仕事でもないし、単価も悪くはない。

何故断るのか?

私の予想は大きく二つ。

1)企業から見たら簡単な仕事に思えるが、就労継続支援事業所からすると難しい。

ここはさらに二つの事情が...

・スタッフに能力がない。→そもそも福祉の集まりなのでお仕事のプロではない。

・利用者の生産性が低い。→確かに生産性の低い方も居られますが障害をお持ちの方全てがそうではない。ここはスタッフの力量次第で超えれると思っているしカムラックはそこで実績を出してきています。

2)新しい仕事にチャレンジし、利用者の賃金が上がってもスタッフの給料が上がらないのでスタッフが忙しくなるだけで嫌がる。

こんなところでしょう。

世の中せっかくいい流れに来ているのに受け皿がこんな状況ではととても残念に思っていると共に危機感を感じています。

どうしたら加算が取れるのかとかの勉強ばかりしている慰め合いの就労支援事業者の集まりではなく、本当にこの業界の未来を考える集まりを企業様や行政もどんどん参入してもらうカタチで創っていきたいし、あれば参加したい。


 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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