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この写真の頃より100倍仕事ができるようになったのに、なぜ我々は相変わらず朝から晩まで働いているのだろうか

この写真の頃より100倍仕事ができるようになったのに、
なぜ我々は相変わらず朝から晩まで働いているのだろう。

そして今、AIによってさらに1万倍の時代が来ようとしている。

写真は今から30年ほど前の日本のオフィス。

電話。

FAX。

紙の伝票。

そろばん。

紙のファイル。

当時は当たり前だった仕事の多くが、今ではパソコンやスマホひとつで済んでしまう。

昔、一日に1しかできなかった仕事が、今では100できるようになったとも言える。

極端な例で言えば、

給料を同じにするなら、本来9時から18時まで働いていたものを100分の1の時間にしなければ辻褄が合わない。

逆に9時から18時まで同じ時間働いてもらいたいのであれば、給料は100倍になっていてもおかしくない。

もちろん現実はそんな単純ではない。

競争もある。

設備投資もある。

海外との価格競争もある。

しかし、生産性向上によって生まれた果実が誰に分配されたのかという問いは残る。

その結果として、日本企業の内部留保は世界でも有数の規模となった。

これは社員や消費者への還元不足という見方もできるし、プラザ合意以降の円高や国際競争を乗り越えるために、日本企業が蓄えてきた体力とも言える。

良い悪いの話を書いているのではない。

ただ一つ言えるのは、生産性向上によって生まれた果実の多くは、労働時間の短縮にも、所得の大幅な向上にも向かわなかったということだ。

そして今、AIの時代がやってきた。

今度は100倍どころではない。

1,000倍、10,000倍という生産性向上が起こるかもしれない。

前回の大転換期、我々勤勉な日本人は働き方の常識を変えられなかった。

空いた時間でさらに働くことを選んだからだ。

しかし今回は違うかもしれない。

週5日勤務。

9時から18時。

満員電車。

働くために生きる人生。

今では当たり前のそれらが、次の世代には非常識になっているかもしれない。

私はむしろチャンスだと思っている。

AIによって生まれた時間を、

家族との時間に使う。

地域活動に使う。

学びや挑戦に使う。

障がいのある方も、高齢者も、子ども達も、それぞれが活躍できる社会づくりに使う。

我々は「働き方改革」はできなかったかもしれない。

しかし「生き方改革」ならできるかもしれない。

次の大転換期には、今の非常識が常識になっている。

私は、その未来に期待しちゃってたり。


 

 


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