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放課後デイサービスをする目的 〜親御さんに自信を持ってお子さんを社会に送り出していただくために〜

我々はほぼすべての障害者の方々が社会で活躍したいと思っているのではないだろうか。
就労継続支援事業の制度設計も、その運営費を税金で賄うことにご理解いただいている納税者の方々もそれが前提にあるかもしれない。

しかしながらそれは先入観であり、ほとんどの方は日本の手厚い福祉制度の枠を離れることなく障害年金をはじめとする社会保障と就労継続支援に通う数万という選択肢を選んでいる。

もちろん社会で活躍したい、税金を消費する側から納税する側にまわりたい、日本を支える人材になりたい、という方も一定数おられはします。
でもやはりこの事業を約10年やっていると後者より前者の方が圧倒的に多いのは事実。

就労継続支援事業を数年やっていて大人になってからでは遅いと考えるようになった。

障害児を持つ親御さん達はご自身のお子さんに対し、どう接しどう教育し社会に送り出しているのだろうか。

ここ最近は放課後デイサービスというものも整備され、子供のうちから障害者とはっきり区分されようになった。

親御さん達は今の社会を信頼して子供達に未来をコミットできているだろうか。

自信を持ちなさい、夢を持ちなさい、社会のお役に立てるような人間になりなさい、日本を支える人材になりなさい、平和な世界のために尽くしなさい・・・

障害児なら尚更言えてないのではないだろうか。

高度経済成長を背景に人口が増え労働人口が爆発的に増加、税収が増え社会福祉制度が世界のどこよりも充実した時代はそれで良かったかもしれない。

しかし今はどうだろう。
人口減、労働人口減、税収減、高齢化社会による税金の負担増、社会福祉制度の大きな見直し、就労継続支援事業への予算大幅減、制度変更等、もうその領域に踏み込んでいるのだ。

障害者支援事業もこれまでは「できない」というところに予算が注ぎ込まれたが、これからは「できる」ところに注入される。
業界にいる方なら就労継続支援事業の加算を見てもはっきりおわかりだろう。

プロセスよりも結果が重視されるようになってしまってきてるのだ。
逆を言えば活躍したい方には追い風だ。
しかしそうでない方には・・・

これからは完全に分断する。
社会保障が自立の妨げになっている部分もある中で、障害年金などの基準の見直しで出てた方が出なくなる、逆に必要な方にはさらに手厚くなると予想する。
就労継続支援サービスもより審査され簡単に誰でもサービスを受けれなくなるだろう。

そういった背景から私は障害児の親御さんに自信と勇気を持って子育てしてたいただきたく放課後デイサービスを始めました。

カムラックには親御さん達のお子さん達の未来のモデルとなる先輩方がたくさんいます。
カムラックで活躍するメンバーは、自身の障害と向き合い、付き合いながらしっかりとお仕事をして稼ぎ、社会のお役に立ち納税者になっています。
そんなカッコいい方々をリアルにお見せすることができるんです。

カムラックグループの強みを生かした放課後デイサービスが運営できるんです。

それを親御さんに見てもらい、自信を持ってもらい、障害とか関係なく、お子さんに将来社会の役に立つ人間として育ってほしいと言って欲しい。
立派に育てていただき堂々と社会に送り出してきてほしい。

そのインフラがカムラックの放課後デイサービスの役目です。

この文章もスタッフも読んでると思います。
カムラックグループの放課後デイサービスの社会的役割は子ども達の「今」と「未来」を意識して社会に送り出すことです。
放課後デイサービススタッフは存在意義をしっかり理解しもっともっとA型やB型、移行支援といった事業所間の連携を取ってください。
A型B型移行支援のスタッフもその意を汲み使命感を持って対応してください。
将来世の中の役に立つという志を持った子供達が上がってくるのです。
しっかりと受け止める準備をしておいてください。
よろしくお願いします。

我々の世の中はまだまだ捨てたもんじゃない。
30年、50年、100年、その先の未来のために今から動くんです。

よろしくお願いします。


 

 


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