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カムラックは祝日営業日(その主な理由)

こんにちは。
賀村です。

GWも後半に突入しました。
みなさん各々のGWを楽しまれてると思います^^

といってもカムラックは祝日営業日ですので土日以外みんな毎日出社して働いています。

営業している理由はいろいろとあるのですが、今日はその中でも大きな理由をふたつご説明します。

まずひとつ。

皆さんもご存知の最低賃金ってありますね。
これって健常者も障がい者も、もっと言えば高齢者もすべて同じ単価です。

障がい者だからといって単価が安くなったり高くなったりもしません。
行政からの単価補助や単価調整もございません。
(※正確には特定の認可事業所においては存在しますが、弊社は適用していないのでここでは無しと書きます。)

働くことにおいて賃金単価は皆同じなのです。

一方、単価は同じでも、一日に働く時間は同じにできないケースがあります。

カムラックでは障がい者の方が一般企業での就労を想定し、長時間労働(週30時間以上)をベースに運営していますが、それでも一日8時間の方よりも、一日6時間勤務の方が多くのウエイトを占めています。

これは通院や個々の症状、体力等、いろいろな事情があるためしかたのない事と捉えてます。

これが他の事業所だと6時間でも長い方で、一日4時間〜5時間(週20時間程度)の短時間が圧倒的でしょう。

かと言って、カムラックで受注している仕事が一人日6時間換算で請負っているのか?
というとそうではありません。

クライアントが一般企業に発注するのと同じ基準で受注しています。
一般企業もボランティアでA型事業所に仕事を出すわけではありのせんので、こちらの都合に合わせるなんてことはまずありません。
あくまでもビジネスですので、仕事において頼りになる会社に発注しているだけのことです。
もちろんそれがあってはじめて社会貢献といった理由を付け加えていただけますが。

ですので一人日8時間換算でクライアントはカムラックに発注を出します。

この2時間の差を埋めるのが本題の祝日営業です。
私たちはこの祝日で仕事の生産性を調整しています。
もちろん仕事だけではなく、基礎技術を上げるための訓練日とかにも充てています。

これがまずひとつの大きな理由です。


もう一つはメンバー個々の収入面です。

メンバーも50人いると労働条件もいろいろで、先に触れた労働時間以外にも、時給が最低賃金の方から1000円以上の方、月給の方もいらっしゃいます。

また、カムラックでは管理できない個人の部分もあります。
障害年金や生活保護です。
こちらも受給している人もいれば受給してない人もいます。
受給していたとしても金額で差があったりします。

この差をなるべく調整するために祝日に会社を開けています。

障害年金を受給していないので生活が苦しく、たくさん給料を出してくださいは通りません。
なんとかしたい気持ちはありますが、実力と実績以上にお給料を上げることはできません。

祝日に会社を開けるので、一日でも多く働いて稼いでもらうしかないのです。

もちろんそんなことをしなくても将来的にはもっと稼いで会社を大きくし、給与ベースの底上げをしなければといつも考えておりますが、実際会社を大きくするのは会社で働く社員です。
そういう気持ちをひとりひとり今後はもっともっと意識して欲しいなと思っている今日このごろです。


今回は祝日に会社を開けている理由を書いてみました。

引き続きカムラックをよろしくお願いします。

2016年GW(ゴールデンウイークで元気に出社しているカムラックラボ県庁前事業所の風景)

 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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