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困った時は立ち止まって、原理原則に立ち返ろう

仕事の中でわからないことがあれば、皆さんだったらどうしますか?
わかるまで考えますか?
自分で悩み考えるということは大事なことです。
ただ、ずっと悩み続けていればいつまでも終わることはありません。

仕事は成果物をクライアントが望む形で納期までに提出して初めて報酬を得ることが出来るものです。
じゃあどうすれば良いのでしょうか?
そうです。「教えてください」と尋ねてみましょう。
会社の同僚はライバルではなく、チームメイトです。

時折、ミスが起きたときに、必要以上に落ち込んだり、
ミスした人に怒りをぶつけたりしたい気持ちもわかります。
ただ、感情を解き放っても、目の前に起こっていることは変わることはありません。
そのような状態に陥ってしまう人は、同じ事を繰り返すことになるのです。

チームで仕事している以上、誰かを攻撃することは、もちろん、雰囲気を暗くすることで
周囲のパフォーマンスを低下させていることに気づく必要があります。

自分自身だけでなくチームが良い状態を保つために活用すると良いものがマニュアルなど立ち返ることのできる原則です。

対人援助にかかわる援助者の行動規範として有名なものに「バイスティックの7原則」というものがあります。
アメリカの社会福祉学者のバイスティックさんが定義した相談援助技術の基本です。
 
バイスティックの7原則

福祉の現場だけでなく、どこの現場でも規範として参考になると思いますので紹介させていただきます。

原則1:個別化の原則 同じ問題は存在しないという考え方。その人だけの問題や複合化した問題があることも。
原則2:意図的な感情表出の原則 感情表現を認めようという考え方。言葉だけで無く五感を使い、問題を見つける。
原則3:統制された情緒的関与の原則 自身も感情があることを忘れずに、落ち着いたときに行動を振り返る。
原則4:受容の原則 先ずは相手の話を聞く。決して否定せずに、どうしてそういう考えになるのか理解しようとする考え方。
原則5:非審判的態度の原則 ワーカーが善悪を判断しないという考え方。罰したとしても問題は解決しない。
原則6:自己決定の原則 相手が意思を持って行動しないのでは、効率が良くない。
原則7:秘密保持の原則 個人情報を他社に漏らさないという考え方。信頼が無い状態では、相手に届かない。

何かハプニングがあった時は、原則を基にチームで話し合い、組織で共有していくと素早く解決できます。

人間である以上、感情的になるし、「頑張る」を美化し過ぎがちです。
ただ、主観ではなく正しい知識や行動規範をもって経験という財産にアクセスすることで、余裕が持て
ミスが減ります。

原則を何度も見直し、基本に忠実であることが、ブレのない自分や自身のチームの基盤を作ることになるはずですよ。


 

 


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