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夢や目標、目的の達成のためにできることとは?

多くの問題は、コンピュータ処理と同じで
「Yes」or「No」の積み重ねでありシンプルなのではないでしょうか。

納得が行かない人は、「一般社会では、そうかもしれない、
でも障害があると、そうはいかない」と答えます。

日本の文化なのかもしれませんが「血液型」、
「出身地」などカテゴライズしたがる人が多い気がします。

ですが、A型の人の全てが、真面目ではないですし、
九州の男が皆、豪放ではありません。

つまり、上記の考えの人は、
自身で世界を複雑にしているのではないでしょうか。

言霊という言葉があります。

言葉には人を動かす力があります。

作用は必ずしも良い方に向かうとは限りません。

ネガティブな言葉を使い、自分で問題を安易に意味づけすることで、
問題から逃げている人が多いのではないでしょうか。

「分かっているけど出来ない」という人も多いのですが、
それは本質を理解するまで、突き詰めていないから。

複雑なものをシンプルに出来るまで落としこんだ時に、
本当に理解できる時が訪れます。

自分に自信が持てず、強い劣等感など、負の側面を自身にネガティブキャンペーンして暗い未来を煽り、
皆が同じ思いをしているかのような言葉を紡ぐことで、
「慣れたマイナスで安心」する人が多いです。


原因論と目的論について

先日、職業指導員の中尾さんと早朝にアドラー心理学について、勉強会を行いました。

簡単に言うと、「原因論と目的論」の話。

つまり、「過去をもとにして考えているか」、「未来からの目線で考えているか」。

勉強会でも出たけれど、原因論・目的論とカテゴライズすると本質を見失います。

たとえば、出勤できない人がいる時に、目的論だけで考えると、
原因は、「働きたくないから出勤しない」という話になります。

原因論で考えると「過去のトラウマや障害があるから出られない」という話になります。

人は役割を失うと不安になります。

ですから「働きたくない」という思いがあったと仮定しても、
逆に不安を生み出すだけです。

また、皆がそうでないと考えれば、障害や過去のトラウマがあったら働けないかといえば、
そうでもないのは自明です。

 

なりたい未来の自分のために

ここで、精神的に病んだことがない人が考えるべきことは、

「未来」に関してのイメージの違いだと思います。

特に、精神疾患のある方は、「予期不安」がありますから、
未来に関して「負のイメージ」を持ちやすいのです。

自分ではわからない未来の出来事は、「体験していない」が故に、
より巨大な不安を感じやすくなります。

つまり、未来を「受け身」で待つか、
能動的に計画していくかの違いだと思います。

福祉サービスでは「支援計画」を作ります。

それは、大雑把に言えば、
夢や目標、目的の達成のために過去に与える意味を変更する作業もあります。

原因を考えるのに、フラットに全ての要因を考えるのは難しいです。

ですから、「見立て」が必要になります。

ですが「見立て」は、あくまで「見立て」にすぎません。

支援計画も、目的が変われば変える必要がありますし、
そもそもの見立てが違っていたなら、変えていいと思うのです。

過去の出来事の意味づけを、
なりたい未来の自分のために能動的に変えることが大事なのではないでしょうか。

 

 


上記、移行支援バナーは、移行支援事業所の利用者が制作しました。

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